NGT問題と謝罪のあり方について

みなさん、こんにちは。謝り屋です。今回は世間を騒がせているNGTの問題について、考えてみたいと思います。事件の経緯については各種メディアで既報のとおりですので、あえてここではふれません。

事件発生から1ヶ月以上経つというのに、被害者である山口真帆さんがアクションを起こすまで何のコメントも出さなかった運営会社AKSが、ようやく1月10日に下記のような謝罪コメントをHPにアップしました。

山口真帆に関わる一連の騒動についてのご報告https://ngt48.jp/news/detail/100003058

この謝罪文を読んで、みなさんはどうお感じになったでしょうか。まず、何より最大の問題はコメント発表のタイミングです。事件直後に発表する内容であれば、まだ百歩譲って受け止められなくもありません。しかし、ここまで騒動が拡大している以上、この内容では被害者はもとより、ファンや世間の疑問、怒りに全く答えられていません。

2点目の問題は、容疑者が簡単に釈放された点について、何もふれられていないことです。あのような事件を起こしていながら容疑者の実名も出ない、逮捕後不起訴という流れには、何か特別な事情があるのではと考えるのが普通です。そうした世間の疑問を何らクリアしていません。特別な事情がないのなら、AKSが矢面に立って司法、警察の対応に疑問を呈するぐらいのことがあって然るべきです。

3点目の問題は、今後の対応です。13日放送の『ワイドナショー』で指原莉乃さんもおっしゃっていましたが、防犯ベルというのは初動対応には役立っても、具体的被害が起こった時には限界があります。管理人常駐にして住人以外のマンション立ち入りを制限するとか、全寮制にするとか、もっと踏み込んだ対策が必要でしょう。人の命を預かって商売をするというのはそういうことです。

4点目の問題は、細かいことですが謝罪コメントの最後から2文目「本人やファンの皆様への説明や対応が不十分だった」の主語が曖昧にされていることです。この点が株式会社AKSの体質を物語っている気がします。さらっと読むと、山口さんの説明が不十分だったのか?などと変な誤解を生みかねない書き方です。この箇所はシンプルに「弊社の説明や対応が不十分だった」と書けば済むことです。分かりにくい書き方をして、明らかに逃げています。こういう“あざとさ”はどんな流麗な謝罪文をも台無しにします。

今回の件に関しては、他の所属メンバーもやり玉に上げられてしまっています。メンバーもファンも気持ちよく活動ができるよう、一日も早い正確な情報開示を求めます。